2008年06月
2008年06月29日
一線

降りしきる雨の中、『隅田川』を見に、銕仙会能楽研修所へ。
●公演の詳細はこちら → 能楽師・柴田稔Blog
坂本が、14年も前からヒデオゼミに通い、観世榮夫先生の元、能を学んでいたことはもちろん知っていたが、面を付け、能舞台の上で、謡い、舞うのを始めて見て、言いしれぬ驚きと、感動と、様々な感慨を覚えた。能という芸術への畏敬と、それに挑む人たちの熱意と、舞台にかける想いなどが伝わってきて、清々しい思いで、自分の戦場(稽古場)へ向かった。
こちらも追い込み、様々な試練との闘いの日々である。限界という線があるのなら、越えてみたい。詰めが甘い、もうひとがんばりができない、そんな自分を越えたい、と思う。
今回の芝居『一線を越える』は前半が右往編、後半が左往編と違う芝居をやります。短編集の趣向で、私はそれぞれ2本(計4本)の作品に出演します。右往左往どちらもお勧めです。いろいろな役をやります。(大雑把に言うと、右往はちょっとコミカル、左往はちょっとシリアス…でしょうか)本番までに越えなければならない線がまだまだたくさんありますが、素敵な作品にするつもりです。良かったら足をお運び下さい。
●『一線を越える』稽古場ブログ(←ここをクリック)
かもねぎショットの高見亮子さん始め、出演者(私も!)が『一線を越える』ができるまで・・・を綴っていますので、ぜひご覧下さい。
●こちらから公演のチケット予約が出来ます!(←ここをクリック)

降りしきる雨の中、『隅田川』を見に、銕仙会能楽研修所へ。
●公演の詳細はこちら → 能楽師・柴田稔Blog
坂本が、14年も前からヒデオゼミに通い、観世榮夫先生の元、能を学んでいたことはもちろん知っていたが、面を付け、能舞台の上で、謡い、舞うのを始めて見て、言いしれぬ驚きと、感動と、様々な感慨を覚えた。能という芸術への畏敬と、それに挑む人たちの熱意と、舞台にかける想いなどが伝わってきて、清々しい思いで、自分の戦場(稽古場)へ向かった。
こちらも追い込み、様々な試練との闘いの日々である。限界という線があるのなら、越えてみたい。詰めが甘い、もうひとがんばりができない、そんな自分を越えたい、と思う。
* * *
今回の芝居『一線を越える』は前半が右往編、後半が左往編と違う芝居をやります。短編集の趣向で、私はそれぞれ2本(計4本)の作品に出演します。右往左往どちらもお勧めです。いろいろな役をやります。(大雑把に言うと、右往はちょっとコミカル、左往はちょっとシリアス…でしょうか)本番までに越えなければならない線がまだまだたくさんありますが、素敵な作品にするつもりです。良かったら足をお運び下さい。
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かもねぎショットの高見亮子さん始め、出演者(私も!)が『一線を越える』ができるまで・・・を綴っていますので、ぜひご覧下さい。
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(00:29)
2008年06月25日
6月29日までの更新はこの記事の下に続きます。
坂本容志枝 次回公演のご案内です!観世榮夫一周忌 追悼
『隅田川』
『隅田川』

師として仰ぎ、「ヒデオゼミ」に1994年から参加。
この発表会をもちまして、「ヒデオゼミ」解散となります。
能「隅田川」
日程:6月29日(日)
時間:午後2時-
場所:銕仙会能楽研修所 港区南青山4-21-29
TEL 03-3401-2285
地下鉄表参道駅下車
(銀座線・千代田線・半蔵門線)A4出口より徒歩3分
☆入場無料
監修:観世流能楽師 柴田稔
番組表
2時
仕舞「羽衣」 サビン・シタドレィ
「殺生石」 仁木恭子
地謡 安藤貴康、馬野正基、谷本健吾
能 「隅田川」シテ 坂本容志枝
ワキ 望月道治
ワキツレ 篠本賢一
子方 柴田理沙
大鼓 佃良太郎
小鼓 田邊恭資
笛 槻宅聡
後見 観世銕之丞、馬野正基
地謡 柴田稔、浅見慈一、長山桂三、
谷本健吾、安藤貴康、仁木恭子
5時
仕舞「殺生石」 篠本賢一
「羽衣」 サビン・シタドレィ
地謡 安藤貴康、浅見慈一、長山桂三
素謡「経正」シテ 篠本賢一
ワキ 望月道治
地謡 坂本容志枝 仁木恭子
サビン・シタドレィ
能「隅田川」シテ 江幡洋子
ワキ 前田真里衣
ワキツレ 日下範子
大鼓 佃良太郎
小鼓 田邊恭資
笛 槻宅聡
後見 観世銕之丞、浅見慈一
地謡 柴田稔、馬野正基、長山桂三、
谷本健吾、安藤貴康、鵜澤光
***
先日は本番につけさせていただく面と対面いたしました。少しずつ本番に近づくとともに、先生が亡くなってから一年が経つのだと実感いたします。
そして5月12日の中国四川での大地震、子を亡くした母親の叫びをテレビで見ていますと、子を持たぬ私が、果たしてこの「隅田川」で母親を演じ、子を亡くしたその慟哭の深さに近づくなど到底無理なことと思いますが、能はずっと男性の歴史であり、男性が女性を演じてきました。本来、手の中にないものに近づいていく過程とその距離が何かを生み出すのかもしれません。日々、稽古の毎日です。
(08:36)
2008年06月23日
BODYCOMBATな隅田川

ああ、からだが裂かれる。最終回を迎えたフジテレビ「ラスト・フレンズ」、久しぶりにいいドラマを見た気がしています。人は完璧なんかでは全然なくて、獣魂をひっそりと皆マグマとして持っています。でもこんな抗菌社会の日本ではすぐに槍玉にされてしまいます。せちがらい世の中だな。
私の能「隅田川」は、きっとBODYCOMBATです。BODYCOMBATとはスポーツクラブでは→格闘技系エアロビクス。正座もままならぬ私が能をやるなんて、実際お笑いです。足首が硬い役者はいい役者にならないとか、また芸術賞をいただいた舞踊家の方からは、スポーツクラブのレッスンはお遊びだとかも言われました。まあ一理あるにしても、私にとってこの足首の硬さと体重を支えているのは、まさしく太ももの筋肉です。そして腹筋が強くないと、能の謡には太刀打ちできません。でも演劇ってそれだけじゃないよねってところで、能の形を借り発信しなければ、私などはやる意義がありません。

昨日宝生能楽堂で「隅田川」を見に行き、パンフレットに黄伝さんという方の寄稿にこんな一説がありました。
=隅田川、曇りなき「恋」の一点において、劇の主役として、大地にうごめく一生命体として荘厳に生き、使命感にきりりと締まる船上の母。日常のありふれた言葉がどうしようもなく磁場を持ってしまう瞬間、聞くものの感覚がそれこそねじれてしむようなときめきを、作者元雅は能の時間に仕立てています=
あと1週間、踏ん張ります。ぜひお越しいただければ幸いです!

ああ、からだが裂かれる。最終回を迎えたフジテレビ「ラスト・フレンズ」、久しぶりにいいドラマを見た気がしています。人は完璧なんかでは全然なくて、獣魂をひっそりと皆マグマとして持っています。でもこんな抗菌社会の日本ではすぐに槍玉にされてしまいます。せちがらい世の中だな。
私の能「隅田川」は、きっとBODYCOMBATです。BODYCOMBATとはスポーツクラブでは→格闘技系エアロビクス。正座もままならぬ私が能をやるなんて、実際お笑いです。足首が硬い役者はいい役者にならないとか、また芸術賞をいただいた舞踊家の方からは、スポーツクラブのレッスンはお遊びだとかも言われました。まあ一理あるにしても、私にとってこの足首の硬さと体重を支えているのは、まさしく太ももの筋肉です。そして腹筋が強くないと、能の謡には太刀打ちできません。でも演劇ってそれだけじゃないよねってところで、能の形を借り発信しなければ、私などはやる意義がありません。

昨日宝生能楽堂で「隅田川」を見に行き、パンフレットに黄伝さんという方の寄稿にこんな一説がありました。
=隅田川、曇りなき「恋」の一点において、劇の主役として、大地にうごめく一生命体として荘厳に生き、使命感にきりりと締まる船上の母。日常のありふれた言葉がどうしようもなく磁場を持ってしまう瞬間、聞くものの感覚がそれこそねじれてしむようなときめきを、作者元雅は能の時間に仕立てています=
あと1週間、踏ん張ります。ぜひお越しいただければ幸いです!
(01:36)
2008年06月14日
不覚にも恋をしてしまって、舞い上がる日々。
誰かに話したいのだが、誰にでも話せる話でもなく、
つい身近な家族(夫)に話してしまいそうなり
・・・妙な気分の長い夜。
「ラスト・フレンズ」見て号泣。
横で普段本など読まぬ夫が熱心に読んでいるのは
成田三樹夫の遺稿句集『鯨の目』。

あの、成田三樹夫である。
俳句の本を出していたとはつゆ知らず。
パラパラとめくる。
俳句というより、自由詩。一句目がこれ。
山芋をすする音わたしがすすっている
こんなのもある。
色々の人々のうちにきえてゆくわたくし
なんでもないような、とてつもなく深いような。
芝居の稽古をしています。本番はもちろんですが、芝居の醍醐味は過程です。その過程の一部を公開しています。
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誰かに話したいのだが、誰にでも話せる話でもなく、
つい身近な家族(夫)に話してしまいそうなり
・・・妙な気分の長い夜。
「ラスト・フレンズ」見て号泣。
横で普段本など読まぬ夫が熱心に読んでいるのは
成田三樹夫の遺稿句集『鯨の目』。

あの、成田三樹夫である。
俳句の本を出していたとはつゆ知らず。
パラパラとめくる。
俳句というより、自由詩。一句目がこれ。
山芋をすする音わたしがすすっている
こんなのもある。
色々の人々のうちにきえてゆくわたくし
なんでもないような、とてつもなく深いような。
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芝居の稽古をしています。本番はもちろんですが、芝居の醍醐味は過程です。その過程の一部を公開しています。
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(15:11)
2008年06月08日
ZORA~第2章~
入梅の候、庭のサツキも咲き始め、ミョウガの葉も伸びて、収穫が楽しみなこの頃・・・既にお知らせしておりますが、ZORAは今年の12月26日-28日に『エレベーターの鍵』『灰色の時刻、あるいは最後の客』を上演します。

満面の笑顔!今回、演出の下総源太朗さんです。
昨年のZORA公演『カノン』に出演して頂きましたが、今回は、演出をお願いしました。(出演もします!)
ZORAは2001年の結成以来、6本の作品を作ってきましたが、演出はすべて自分たちでやってきました。長い間劇団に在籍し演出家のもとでやってきた作業と、全く別なことをしてみたいという欲求もあったし、何より、自分たちなりにZORAでの表現を模索し、未熟ながらも、頼らずやってみようという意志がありました。それはZORAを育てる上で大切な作業であったと思うし、勉強にもなりましたが、同時に演出家の必要性も強く感じていました。
下総さんとはだいぶ昔から面識はあり、舞台で拝見する度に「いいなぁ」とは思ってましたが、昨年偶然お目にかかった際、直感(!)があり、当時入院中のサカモトを見舞ったときに「下総さんに出て貰いたいな」と打ち明けたら「じゃあ、本人にそう言わなきゃ」とお尻を叩かれて、勇気を出してお願いしたのが始まりです。
『カノン』の稽古や本番中、下総さんの役者としての存在感は勿論、頂いたアイデアやアドバイスは芝居を膨らませてくれました。そして、近年演出も手掛けている下総さんに今回の作品を託すことにしたのです。

こちらも笑顔が素敵な、演出助手の徳永繁春さんです。役者さんですが、殺陣もできて、フランス語も堪能!心強い限りです。
入梅の候、庭のサツキも咲き始め、ミョウガの葉も伸びて、収穫が楽しみなこの頃・・・既にお知らせしておりますが、ZORAは今年の12月26日-28日に『エレベーターの鍵』『灰色の時刻、あるいは最後の客』を上演します。

満面の笑顔!今回、演出の下総源太朗さんです。
昨年のZORA公演『カノン』に出演して頂きましたが、今回は、演出をお願いしました。(出演もします!)
ZORAは2001年の結成以来、6本の作品を作ってきましたが、演出はすべて自分たちでやってきました。長い間劇団に在籍し演出家のもとでやってきた作業と、全く別なことをしてみたいという欲求もあったし、何より、自分たちなりにZORAでの表現を模索し、未熟ながらも、頼らずやってみようという意志がありました。それはZORAを育てる上で大切な作業であったと思うし、勉強にもなりましたが、同時に演出家の必要性も強く感じていました。
下総さんとはだいぶ昔から面識はあり、舞台で拝見する度に「いいなぁ」とは思ってましたが、昨年偶然お目にかかった際、直感(!)があり、当時入院中のサカモトを見舞ったときに「下総さんに出て貰いたいな」と打ち明けたら「じゃあ、本人にそう言わなきゃ」とお尻を叩かれて、勇気を出してお願いしたのが始まりです。
『カノン』の稽古や本番中、下総さんの役者としての存在感は勿論、頂いたアイデアやアドバイスは芝居を膨らませてくれました。そして、近年演出も手掛けている下総さんに今回の作品を託すことにしたのです。

こちらも笑顔が素敵な、演出助手の徳永繁春さんです。役者さんですが、殺陣もできて、フランス語も堪能!心強い限りです。
(09:56)