2007年08月

2007年08月27日

夏の終わりに。

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相変わらずの酷暑だけれど、夜風にほんの少しの涼しさが混じって、こうしてゆっくりと季節が動いてるのだと肌で感じる。

今夜はここ数年、恒例となった麻布十番祭りへ出かける。この祭りは世界各国の料理の屋台が出たりしてなかなか楽しめる。昨年は、甥、姪と金魚すくい、亀すくいをやり、金魚はすぐに死んでしまったが、亀は一年経った今でも実家で元気に暮らしており、二倍ほどの大きさに成長した。意外と表情が豊かで可愛いのだ。

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8月の終わり。夏休みの宿題、総点検。
台本を作ること。ピアノの練習。。アートパフォーマンス。チャレンジの夏だったけど、秋の実りに向けてもうひと踏ん張り。詰めの甘さで失敗するタイプなのでね。

で、改めて決意表明!「私は書く」

「まず、当たり前のことだが、ものを書かなければならない。それから、ものを書き続けていかなければならない。たとえ、自分の書いたものに興味を持ってくれる人が一人もいなくても。たとえ、自分の書いたものに興味を持ってくれる人などこの先一人も現れないだろうという気がしても。たとえ、書き上げた原稿が引き出しの中にたまるばかりで、別の原稿を書いているうちに前の原稿のことを忘れてしまうというふうであっても」(アゴタ・クリストフ『文盲』より)

夏の疲れが出る頃です。みなさまもご自愛下さい。

(02:50)

2007年08月19日

Fly me to the Moon

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夜中になっても蝉が鳴き続けている。私の住んでいるところは緑が多いので、車道に蝉の抜け殻や死骸がたくさん転がっている。その死骸を自転車や自動車が踏みつけにする。普段忙しくしている時には気がつかず通り過ぎているのだけれど、足元を見ると命あるものにふとギョッとする。

小さい頃は魚の目が「食べるなよ」と睨み付けているようで、しらすなんて目の塊にしか見えなかったし、活き作りなんて恨みがましい形相をして気持ち悪くてしょうがなかった。
妄想、思い込みが強くて、何をするにもいつも人より遅れ、でもこれが普通なのかと思っていたら、世の中というところは要領がよくて頭のいい人がとても多いのだと気がつく。

長年通ったスポーツクラブも最近は燃えることができない。芝居のための体力づくりのつもりで通い始めたのにすっかりはまってしまったのである。ビートの効いたサウンドと格闘技が合体した【ボディコンバット】キック、ひじ打ち、膝蹴り、跳び蹴り。激しいながら当人のやり込みの度合によってある種の興奮とカタルシスを得られ、暴れん坊将軍になれるのである。しかし鏡に向かって空想の相手にパンチするのも空しくなってきた。生身のからだがほしい。

からだが変わりつつある、からだは変わるのだという素朴な発見。激しさにも慣れると痩せなくなる。その激しさが日常になってしまうのである。贅肉がつきはじめた腹部を見、やはり食事療法の基本に戻らざるを得ないのだなと思う。

このからだを通してことばが生まれる。ことばは演劇の命のようなもの。ことばの持つ襞。
アゴタ・クリストフのあの必死さ。からだに溜まることば。書かずにはいられなかった。空を仰ぎ、70を過ぎ異国で生活している彼女に思いをめぐらす。今日は月が出ていない。


アゴタ・クリストフ
(ハンガリー出身の劇作家、スイスに亡命しフランス語圏の中、母国語を断ち切られ、苦悩しながらフランス語で戯曲を発表。)

(23:18)

2007年08月12日

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遅れてきた夏のせいで、
猛烈な暑さにうだりながらも、
このモヤモヤの実体を探る。

役者を志して幾年月。
模索中に紛失しかけ。
表現を求めてまた数年。
探求中に諦めかけ、何度目かの発憤をし。

作品は産みの苦しみの真っ最中で
歩みの遅々さ加減は情けなくもあるが
なんども回り道をしなければ辿り着けない。
ばかなのかもしれないが。

めざすものは・・・
説明不要!
スイカを割ったときの強烈な色彩のように。

音量 ☆おしらせ☆

この度、7月のワークショップに参加した仲間たちとアートパフォーマンスの「発表会」をやることになりました。もちろんターリさんも出演します! アートパフォーマンスってどんなもの?と興味を持った方、ぜひ見に来て下さい。

イトー・ターリ「アートパフォーマンスワークショップ」の会

日時 9月8日(土)19:00

会場 PA/F スペース(早稲田)

料金 ?1.000


(21:12)

2007年08月06日

徒然に
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先日の選挙戦で、「島根に生まれ、島根に育ち、やがては島根の土になる。」と演説していた候補の方がいました。私にはどんな政策方針よりこの言葉が一番胸に響きました。簡潔で魂がちゃんとそこにある。演説というのは、人の心にインパクトを与えなければなりません。そういう意味では芝居も同様ですね、勉強になります。

「ミリ単位で言葉に集中しろ」「テンション芝居になるな」この2点を演出家の篠本さんに今回の「草迷宮」で再三ダメだしをいただきました。役者はどうしてもこれまでのいやすいところにいきたがるのですね。ありがたきお言葉。信頼できる演出家と組めて、やっと力が発揮できるものだと痛感。私のことばコンプレックスも、もう少し。やり続けるしかないです。そしてこのマイナスなコンプレックスが、きっと近い将来、私の筋肉となってエネルギーとなって力を発信してくれると信じているのです。

乗りかかった舟、乗るしかねえや!そんな感慨になった「草迷宮」の公演は、本物の雷雨に見舞われまるで野外劇。山からの稲妻の光線が舞台を照らしパノラマ状態。思いがけぬ有様にお客様も出演者も興奮しています。地元の方に助けられ、心あたたかく逗子から帰ってきました。そういえば休憩時間に一服していると、交尾したトンボが目の前を通り過ぎます。ああ、こんなに自然に。この少子化はなんなのでしょう…。

新小岩「串焼きこまち」で、相棒吉村さんと乾杯。この日は吉村さんのお誕生日。口紅をプレゼントする。昔に比べれば二人とも身の回りのおしゃれに気をつかわなくなった。乾燥するからリップクリームは常備しているけど、でもあえて口紅をあげたかった。さあ、ZORAも腰をあげていかなくてはなあ。

(07:20)