2006年08月

2006年08月28日

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玄関で、植木についたままの蝉の抜け殻を見せ「涼しげでしょう」とそのおばあさんは私に言いました。外では蝉たちが短い命、必死に鳴いています。

当ブログは週一回月曜日更新中ですが、今週は夏休みを頂きます。来週からまたZORAの情報や二人の近況などを載せて参ります。お楽しみに。

(21:55)

2006年08月21日

残暑お見舞い申し上げます。
ZORA
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立秋も過ぎましたが、まだまだ夏真っ盛り。蒸し暑い日が続いてますね。夏、8月。今月は、私たち二人がこの世に誕生した記念すべき月です。そこで、暑気払いも兼ねて、お互いの誕生日を祝う会を催しました。

盃を重ね、話はこれからのZORAについて。ZORAは、女であること、二人であることを大切にしてきたのだけど、歳月を経てもう少し広がりを持ちたいと思い始めています。他者との交わりであったり、作品との出会いであったり。

たとえば、カミュ『異邦人』。「今日、ママンが死んだ」という書き出しに象徴される、簡潔でいて心震える言葉。強烈な「太陽」のイメージ。漠然としていますが、こういう芝居を作りたいと思っています。

5年を経て、次の段階へゆく。「ZORAは来年新作公演をします!」と宣言して、今宵の宴はそろそろお開き。みなさま、よい夏を。

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(21:57)

2006年08月14日

「美しいものに心奪われることを怖れない」
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涼を求めて入った本屋で、復刊した雑誌『夜想』を見つけ、思わず手に取った。80年代の始め、芝居に足を踏み入れることをためらっていた頃、この雑誌に出会い、テラヤマの世界を知り、四谷シモンの人形を見て衝撃を受けた。漠然としていた自分の嗜好、行くべき場所を教えられた。

昔は「美しいもの」の範疇はとても狭かった。死や血や腐食や禁忌の中に潜む究極の美に焦がれた。恐ろしいもの。いけないもの。歳を重ね、関わった人や事の影響で自意識が崩れ、譲れなかった感覚も次第に大まかになってゆき、死について考えることも少なくなった。今「美しいもの」にはさまざまな形があり、ときには形さえなく、寄り添い、消え、また浮かんで去る。失われてしまうもの。儚いもの。

ZORA を始めて5年が流れ、求めるものやこだわりもまた夏の雲のように変容し続けている。次回作はまだぼんやりと遠くにあり、また旅に出るのだけれど、経験と感覚を頼りにまだ見たことのない「美しいもの」を掴まえようと思う。

誕生日というのは、母が私を産んでくれた日なのだと、唐突に思った。

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NEWS!
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演劇雑誌『テアトロ』9月号に6月のギィ・フォワシー・シアター公演の劇評が載っており、その中で評論家の みなもとごろう氏がZORAの「動機」について書いてくださっています。こうしたことは私たちにとってとても励みになります。書店で見かけたらチェックしてみてください。


(21:00)

2006年08月07日

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凛として

昨年7月にひとり芝居の監修をしていただいた文学座の岩村さんのご紹介で、日舞を始めました。8月に初めて見学に行った冷房のないお寺で、皆さん玉のような汗を流しながら踊っていたのを思いだします。私も始めて1年、この若柳流の皆さんと舞台に立つなどと恐れ多い気もしますが、この夏チャレンジします。

ドレスを身にまとい、着物をさばき、まして裸に近い役もあり、役者はその状況の中で自然にいるということは本当にむずかしいことです。お客様に自然に見えるということのひとつにメンタルな部分は勿論、きっと服を身にまとう術があると思います。この人だったらこの色は着ない、この素材は駄目、消去法でどんどん攻めていきます。これしかないというものにたどりつくまで。

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私も小さな出発ですが、この日、着物を着て、内股で、科(しな)をつくり、一昔前の日本の女から未来に向かってフライングします。入場無料です。着物や長唄がお好きな方は一日いてもOK!地下鉄霞ヶ関駅から地下で連結しています。よろしかったら、是非お越しくださいませ。

  正派若柳流 第11回 美乃会
  時:8月27日(日)12時開演
  所:イイノホール(霞ヶ関)
  坂本出演 12時半頃 「清元 花がたみ」

  
  イイノホールHPはこちらをクリック

(20:02)