2006年07月

2006年07月31日

梅雨、明けました!チャイ冷えてます。

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いよいよ、夏本番ですね。
芝居のないこの時期…ワタクシ、家業の雑貨屋を手伝ったりしております。JR総武線新小岩駅の南口を出て左手の歩道橋を渡り、てくてく1分。バス通りから一本入った裏路に赤い看板が見えたら…それが『DECOYa(デコヤ)』。アジアの国々の雑貨と小さなカフェのお店です。風変わりな店長が居ます。よかったらぶらりと遊びに来て下さい。肌触りの良いインド綿の服や涼しげなバンブーカーテンなど、夏のお勧めモノ満載でお待ちしております!

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(23:59)

2006年07月24日

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花 火

灰色の曇り空。秘密をいっぱい溜めこんだからだはこらえきれず、蕁麻疹を発疹する。
ひとり、沈黙の日々。部屋を片づけたり、エアロビクスで汗を流す。

6月に立て続けに2本の公演を終えた私は見事に金欠になり、好きなお酒のお誘いも断り、9月までは静かに生活することを心に誓う。そんな矢先、心優しき、一枚の黄色いチケットが届きました。

そぼ降る雨の中、神保町「岩波ホール」へ。
ひとけのない映画館、灰色の東京街しか目に映らない視野から一転、アフリカの鮮やかな色彩が私の目を潤しはじめます。色、色、色。栄養とはこういうものですね。お話は古い因習に立ち向かう勇気ある女の人を主人公に展開していきます。女の人の性というものは本当に辛さと同居していて、その国ごとの歴史があったのだと痛感させられます。日本でも一昔前までは子供のできない女は石女扱い、また排卵日や避妊方法についても無知でした。先日テレビで「オギノ式」を解明した荻野久作さんのドキュメンタリーを見てとても感動しました。荻野さんは女性たちが苦しんでいる姿を見て、排卵日と月経のメカニズムの研究に取り組み、「オギノ式」にたどりついたのです。

エンディングの音楽を堪能し、映画館を出てそのまま地下で連結している都営新宿線へ。また灰色の街。灰色の服。弟から借りたままの、リリー・フランキー「東京タワー」を読む。

家へ帰ると、多摩川に花火が次々と打ちあがっています。赤、緑、金、ブルー。地響きを立て、うなりながら、真っ黒な空が光り輝いています。いつかこれと反対の光景を見たことを思い出しました。1999年8月11日、12時45分、オーストリア、グラーツで日食を体験したのです。昼の最中、月が太陽を隠した瞬間、急に寒くなり真っ暗になったのです。100年に一度の日食、あの不思議な感動。そしてこの日は母が私を産んでくれた日でした。

もうすぐ蝉も泣き始めます。
休んでいた能と日舞の稽古も再開しました。
8月の日舞発表会に向けて、からだを切り替えます。

正派若柳流 第11回 美乃会
時:8月27日(日)12時開演
所:イイノホール(霞ヶ関)
坂本出演 12時半頃 「清元 花がたみ」
(詳細は当ホームページにて、8月掲載)


(20:21)

2006年07月17日

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山登りに出かけた。雨降りの海の日。子供の頃は家族で出かけたりもしたが、大人になってからはほとんど経験がなく、同行者に迷惑をかけるのではないかと不安だった。

ひとつき前、山で母が亡くなった。その場所を訪れる山旅である。雨の登山はほとんど苦行である。修行僧のような気持ちで淡々と歩く。今朝、熊を見た人がいるのでが鈴をつけて歩くように指示が出される。くま?

野アザミの群生を踏み分け、道なき道を深く行き進むと、急に展望が開けた。なだらかな草むら。白い小さな花が咲いている。目印の切り株を示し「ここ」と教えられる。そこにいる時だけ雨雲が切れて、光が射していた。なんだか天国みたいだった。

大菩薩峠に連なる「滝子山」、山頂まであともう少しという場所だった。そこに立った。ただ立ちつくした。それからおにぎりを食べた。母が山に呼んだのか定かではないがその時はとても近くに感じた。傍で笑っているようだった。

そこを離れまた雨が降り始め山頂に到着。富士山も南アルプスも霞の中… 下山の頃には山道は泥濘になり、足を滑らせ泥まみれになり、膝はぐらぐら、甘く見てはいけないと戒められた思い。そういや母は厳しい人だった。昭和の母だったな。

這々の体で大月駅まで辿り着き、中央線で帰途に着いた。
新小岩も雨。

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追悼登山を催してくださった山の会の方達と


(23:16)

2006年07月10日

まなざし -「動機」を終えて-

ギィ・フォワシィフェスティバルの最終日に、ギィ・フォワシィの劇団【カンヌ73】の「橋の上の男】を見ました。歯切れのいい会話の中にセンスのよさと色気、躍動感がビビッドに伝わってきました。

今回のフェスティバルのコンクールで大賞を取った【テアトルエコー】男優3人の「関節炎」、そしてギィ・フォワシィの劇団【カンヌ73】男優2人の「橋の上の男」、両者とも演出家は女性。もしかしたら男の人が魅力的に見えるのは、女性側から見る男性の魅力、また女性が男性に求める甘いエスコートを、女の演出家は本能的に感じとっているのかもしれないな、と観客席にいながらふと思いました。

私達には演出家がいません。そして5年の歳月が過ぎました。周りの方からは、演出家がいないなんてお先真っ暗、考えられないなどと暖かくも厳しいことばを頂戴してきました。演出家不在によってのマイナス面は、当然のごとく舞台にも影響します。けれど私達にも守らなければならない大切なものがあったのです。それは動機です。なぜ私達はZORAをやろうとしたのか。そのためには一滴でも他の感性を混入させたくなかったのです。

けれど、今回私達が上演した女2人の「動機」を終えて素直に思いました。演出家が必要だ。新しい出会いが必ず来る。これまでの歴史の中でかたくなになってしまった私達は、やっと氷河から解けはじめ液体となって流れ出そうとしています。でもその出会いの前にはまだまだ役者としてやらなければならない仕事は山積みです。焦らず、ゆっくりと、でも獲物を狙う嗅覚だけは失わず、これからも少しづつ歩んでいきます。本当に来てくださった方には、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。また皆様、これからもどうぞよろしくお願いしますね。
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◎多田典文


(16:42)

2006年07月03日

ギィ・フォワシィ・シアター30周年記念公演 
ZORA『動機』は無事に終了しました。
見に来て下さったお客様、ありがとうございました!

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左より、坂本、ギィ・フォワシィ氏、吉村、クリスティアン氏

今年は、ギィ・フォワシィ・シアター30周年であるとともに、ギィ・フォワシィ氏の劇作家生活50周年でもあります。ギィ氏はこの記念公演のために来日。私たちの公演も見て下さって、温かい言葉をかけてくださいました。一緒に来日したクリスティアン氏は、ギィ氏の公演のチラシ、ポスターを全て手掛けているイラストレーター。お二人は大親友だそうです。

3月のコンクールに出場したことがきっかけで、本公演へとつながり、ZORAの活動もまた少し広がりました。今回も多くのスタッフや友人の力を借りて実現できました。感謝です。ZORAは二人だけの集団です。二人であることに拘りつつも、作品、人、たくさんの関わりを持ちながら、また新しい作品を作っていこうと思っています。

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