ヨシムラ
2010年05月23日
雨の日曜日

窓。
一筋の水が落ちる。
そうして別の一筋と交わり、加速して落ちる。
くりかえし、くりかえし。
深夜、父の車、後部座席の姉妹。
視覚が記憶の断片を運び、時間の経つのも忘れ。
くりかえし、くりかえし。
ぼんやり。
彼方へ飛びそうな心を引き戻し、先週観た芝居について感想を綴ってみます。
「る・ばる」の『高橋さんの作り方』。
この集団は、24年だそうです。
3女優の、揺るぎない揺るぎ。可愛く、強く、姦しい。「あんたもしっかりおやんなさい」と背中を叩かれたような気分で劇場を出ました。作品は、現代のようで、どこか現実味がない世界。ネットカフェ難民、カウンセリング、孤独、不安。生きながらえるということは、誤解や諍いを積み重ね、それでもいいこともある、とかなんとか言い含められ、くりかえし、忘れながら続いていくものなのか。ダメ男のなかで、女は笑っている。
る・ばる http://www5f.biglobe.ne.jp/~lebal/
「第六感」の『キャベツのキモチ』
こちらは7名の20代男子で結成した劇団の旗揚げ公演。
みな爽やか。本当にいい人たちなんだろうな、と思ってしまう。もっと泥臭く個々が際だてば味も出てくるものであろう。オリジナルに果敢に挑んでいる姿勢は○。だが男は束でも弱し。客演かもねぎショットの井草ちゃんのふくらはぎに、土着の色気を感じました。
第六感 http://sixsensehp.web.fc2.com/fream.html
雨の日曜日。
窓を開けて、騒音の街に肌を晒す。
わたしたちふたり、10年目。
くりかえす思いと、闇の先の光。
さあ、出かけよう。
まだ出会っていない人に会いに。

窓。
一筋の水が落ちる。
そうして別の一筋と交わり、加速して落ちる。
くりかえし、くりかえし。
深夜、父の車、後部座席の姉妹。
視覚が記憶の断片を運び、時間の経つのも忘れ。
くりかえし、くりかえし。
ぼんやり。
彼方へ飛びそうな心を引き戻し、先週観た芝居について感想を綴ってみます。
「る・ばる」の『高橋さんの作り方』。
この集団は、24年だそうです。
3女優の、揺るぎない揺るぎ。可愛く、強く、姦しい。「あんたもしっかりおやんなさい」と背中を叩かれたような気分で劇場を出ました。作品は、現代のようで、どこか現実味がない世界。ネットカフェ難民、カウンセリング、孤独、不安。生きながらえるということは、誤解や諍いを積み重ね、それでもいいこともある、とかなんとか言い含められ、くりかえし、忘れながら続いていくものなのか。ダメ男のなかで、女は笑っている。
る・ばる http://www5f.biglobe.ne.jp/~lebal/
「第六感」の『キャベツのキモチ』
こちらは7名の20代男子で結成した劇団の旗揚げ公演。
みな爽やか。本当にいい人たちなんだろうな、と思ってしまう。もっと泥臭く個々が際だてば味も出てくるものであろう。オリジナルに果敢に挑んでいる姿勢は○。だが男は束でも弱し。客演かもねぎショットの井草ちゃんのふくらはぎに、土着の色気を感じました。
第六感 http://sixsensehp.web.fc2.com/fream.html
雨の日曜日。
窓を開けて、騒音の街に肌を晒す。
わたしたちふたり、10年目。
くりかえす思いと、闇の先の光。
さあ、出かけよう。
まだ出会っていない人に会いに。
(15:02)
2010年05月09日
快晴の空、風薫る5月。
季節が一気に駆け抜けている感じです。
連休は遠出をせず、都内の穴場を巡りました。

亀戸天神の藤です。
昨年はどういうわけか藤が咲かず心配しましたが、今年はこの通り。藤越しのスカイツリーもにょきにょき伸びています。藤を愛でた後、遠方より来訪の友人と白昼よりホルモン、ビール。至福の休日。

新井薬師です。
十数年前、中野に住んでいた頃、厄払いに訪れたり、劇団のお花見もした思い出の場所。ここで月に一度骨董市が開かれていると聞き、ぶらぶら出かけました。古くて美しいもの、とりわけ陶器の美しさに心惹かれます。

父が亡くなってから、なんとなく調子が出ません。誰かの子供であること、その資格が永遠に失われてしまったようで、何とも頼りなく。風に吹かれて飛ばされ、たどり着いたところに根を張り、花を咲かせるタンポポ。鮮やかな黄色と白い綿毛、その造形の美しさに、散歩の足を止めて見入りました。状況を嘆くのではなく、今居るここ、この場所に根を張り成長していかなければと、タンポポに教えられるわたし。野の花のように、逞しく美しく。
季節が一気に駆け抜けている感じです。
連休は遠出をせず、都内の穴場を巡りました。

亀戸天神の藤です。
昨年はどういうわけか藤が咲かず心配しましたが、今年はこの通り。藤越しのスカイツリーもにょきにょき伸びています。藤を愛でた後、遠方より来訪の友人と白昼よりホルモン、ビール。至福の休日。

新井薬師です。
十数年前、中野に住んでいた頃、厄払いに訪れたり、劇団のお花見もした思い出の場所。ここで月に一度骨董市が開かれていると聞き、ぶらぶら出かけました。古くて美しいもの、とりわけ陶器の美しさに心惹かれます。

父が亡くなってから、なんとなく調子が出ません。誰かの子供であること、その資格が永遠に失われてしまったようで、何とも頼りなく。風に吹かれて飛ばされ、たどり着いたところに根を張り、花を咲かせるタンポポ。鮮やかな黄色と白い綿毛、その造形の美しさに、散歩の足を止めて見入りました。状況を嘆くのではなく、今居るここ、この場所に根を張り成長していかなければと、タンポポに教えられるわたし。野の花のように、逞しく美しく。
(22:33)
2010年04月25日
輝く新緑の街で
寒暖の激しい4月。桜散り雪が舞う4月。
それでも、ようやく新緑が輝く季節を迎えました。
そんな気持ちのよい休日、ZORA二人で仙川のカフェ「ニワコヤ」へ。
この店の主は、劇団時代の同期で友人の笠原氏。先日数年ぶりに会い、あらためてお店を訪ねました。
お互いにこれからやろうとしている芝居のことや、近況報告、情報交換・・・昔の仲間というものは、時を経ても心が通じ話が尽きません。
お手製のアンティパストをいただきながらワインを飲んでいると、遠い日に訪れた東欧の国のことなどが思い出され、『ZORAで欧州公演をするのだ!』という長年の思いをあらためて強くしました。地道に芝居を創る作業とともに、必要なものは、直感、冒険心、瞬発力!!

「ニワコヤ」は笠原氏とご家族のあたたかさが伝わりとても居心地の良い空間です。ごはんもとってもおいしい!お料理教室や読書会など楽しい企画も開催しているそうなので、みなさまもぜひ足をお運びくださいませ
ニワコヤHP ⇒ http://www.niwa-coya.com/
(23:26)
2010年04月12日

「かもねぎショット公演『舞踏会へ向かう三人の農夫と妻』-プロローグのシーンより-」(撮影=伊藤雅章)
前列中央に居るのがわれわれです。
3月31日で芝居が終わった。
昨年の12月の公演から休む間もなく動き続けた。おじいさんを演じ、お母さんを演じ、芝居は終わったが、今は、保険の事務員とデパート販売員をくるくる演じ、相変わらず休む暇なし。さて、「ZORA」です。そろそろ次のこと。4月、桜満開。「女」を演じたく思う、漠然と。
10年目の新学期、新しい教科書はまだ白紙。不安と開放感と武者震い。これから本を探し、場所を探し、構想を練り、たくさん話し合い、算盤もはじき、やることは山ほど、楽しみも山ほど。
何かを始めるとき、そこには何もない。まず、一冊の本とわれわれ。それから声を掛けて人が増え、いろいろなアイデアや才能や技術を持ち寄って舞台を作り、あとはひたすら稽古して本番を迎える。芝居は時間もお金もかかる。でも終わればそれっきり。建てたセットを壊わし人々は解散する。何も残らない。それっきり、なんて贅沢で潔いんでしょ。
今の自分は昔の自分のなれの果て。刹那主義が加速する。4月は心がざわつきます。
(01:27)