2010年04月12日

「かもねぎショット公演『舞踏会へ向かう三人の農夫と妻』-プロローグのシーンより-」(撮影=伊藤雅章)
前列中央に居るのがわれわれです。
3月31日で芝居が終わった。
昨年の12月の公演から休む間もなく動き続けた。おじいさんを演じ、お母さんを演じ、芝居は終わったが、今は、保険の事務員とデパート販売員をくるくる演じ、相変わらず休む暇なし。さて、「ZORA」です。そろそろ次のこと。4月、桜満開。「女」を演じたく思う、漠然と。
10年目の新学期、新しい教科書はまだ白紙。不安と開放感と武者震い。これから本を探し、場所を探し、構想を練り、たくさん話し合い、算盤もはじき、やることは山ほど、楽しみも山ほど。
何かを始めるとき、そこには何もない。まず、一冊の本とわれわれ。それから声を掛けて人が増え、いろいろなアイデアや才能や技術を持ち寄って舞台を作り、あとはひたすら稽古して本番を迎える。芝居は時間もお金もかかる。でも終わればそれっきり。建てたセットを壊わし人々は解散する。何も残らない。それっきり、なんて贅沢で潔いんでしょ。
今の自分は昔の自分のなれの果て。刹那主義が加速する。4月は心がざわつきます。
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