2010年02月
2010年02月27日
舞踏会へ!
散歩が好きです。
寒さが緩み、固まった体をほぐして伸びをすると、身長が少し高くなっていました。晴天でも霞空でも、春の空気は心地よく、どこまでも歩いてゆけそうな気分です。外に出れば、見たことのない鳥や、変な張り紙や、半袖の小学生、歩きなれた商店街の喧騒や匂いにも、五感と脳が動き出します。
公演までひと月を切りました。今回の稽古場はにぎやか。稽古前のアップ時は、いいマッサージ屋さん、キムヨナと真央ちゃん、台詞のチェック、さまざまな声が交錯しています。稽古場での皆の行動を観察してるだけでも相当おもしろいです。
台詞の覚え方もそれぞれ。笠久美さんのように、一度読んだだけでほとんど覚えてしまう人もいれば、長嶺安奈ちゃんは、自分の声を録音しそれを聞いて覚えています。わたしは歩きながら覚えます。散歩中や移動中、片手に台本を持ち、ぶつぶつ言いながら。いい考えが浮かんだり、芝居のアイデアがひらめいたときには、にやにや。ぶつぶつ、にやにや、てくてく。けっこう幸せな時間です。
舞踏会へ向かう人々は期待に胸ふくらませ、少し怖気づいたり、道に迷って焦ったりしながら、歩いています。「舞踏会」その素敵な響きに魅せられて。みんなで一緒に行くのもいいし、ひとり好き勝手に行くのもいい。何かいいことが起こりそうな春。楽隊の音も聞こえてきました。
2010年02月25日

誰かにほめられたくて芝居をやっているわけではないが
数年前に母を亡くし、その後ぽろぽろと身から剥がれていくように
大切な人たちが去り、父も居なくなってしまった。
誰かにほめられたくて芝居をやっているわけではないが
やはり張り合いがない、そして、心細い。
父の応援、母の反対、どちらの思いも今はわかる。
紅梅、小雪。
曇天の空仰ぎ、縮こまる。
「みなしご、みなし、誰もぼくをかまってくれない」
イヨネスコの台詞思いだし、そんな気分になる。
すみません。湿っぽくなりました。
孤独と自由の旅、芝居の旅、果てしなく遠いけれど
果てしない場所へ、まだ歩いてゆくことができる幸せ。
すれちがう人、出会う人、一緒に歩く人
今回も素晴らしい出会いの予感です。
春遠からじ。
芝居は珍道中になりそうです。
オリンピックも始まりました!
わくわくします。
生きてるとわくわくするようなことがありますね。
2010年02月20日



私事ではありますが、この一年のあいだに生活環境が大幅に変わりました。でもそれを選択したのも自分。最終的には直感で動いてしまうので、その大切な直感を成立させるための努力、そしてその直感が間違ったものではないと言える境地に到達するためには、意地もあります。過程はどうであれ、このままではだめだと思った自分を信じてあげなければ、きっと未来は開けないと確信しているからでしょう。昨年の今頃、私は近くの川沿いを歩きながらよく自問自答していました。一年後、きっと道は開けていると。話し相手は鴨、白鷺、鯉.....
そして今日はよく晴れたので、布団を干し、部屋を掃除し、久しぶりに川沿いを歩きました。あたたかい陽光を浴び、鴨を見つつ、時の経つのを忘れしゃがんでいると、お尻の辺りにもさもさするものを感じ、ふり向くと猫ちゃんが私に擦り寄っています。その光景を見た犬を連れたご婦人が、笑いながら私に話しかけてきます。そしてそのご婦人の犬の顔があまりにも不細工で、もう可愛くて吹きだすしかありません。それから自転車にまたがりスポーツクラブへ行くと、一年以上ぶりに尊敬するアスリートが汗を流す姿を目にし、もうアドレナリン全開!
自分がフラットでいるといい風が吹き込んでくる。一年前の記憶に残る暗い冬空はどこかへ消え、今年の2月の空は未来に向け輝いています。365歩のマーチ♪三歩進んで二歩下がる。そのプラス1歩をもう半歩でも前へ、着実に積みあげていきたいと思う今日この頃です。