2009年10月

2009年10月25日

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冬が来る前に

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今年も、鳥たちが本格的に冬をむかえる前に巣作りをしようとしているのでしょう。私の家の玄関前はちょうど死角になっており、そこに目をつけて少しづつ枯葉や枝が集められ、円形の棲家が作られはじめます。緑が多いこの住宅地はホッとする反面、春になると毛虫が降ってきたり、引越してきた当初は、ベランダのコンクリートの小さな隙間にスズメバチの巣があり吃驚しました。保健所に連絡し対処の仕方を教わり、夜の寝ている時間を狙って生き埋め状態にしました。そして今作られつつあるこの巣も、完成する前に撤去しなければなりません。やがて卵を産み、それを狙って今度はカラスも参上するかもしれませんからね。私はほとんど外出しているので、隣のおばさまが掃除をしてくれ、鳥よけの対策もしてくれています。このおばさまには、たまに手作りのお惣菜もいただいています。先日はかぼちゃ。まず胡麻油で炒め、それから蒸かすのだそうです。これも美味でした。

今年の12月には、イヨネスコの「椅子」を上演いたします。その関係でフランス語表記されている部分がわからず、旧友の山上優さんに連絡したところ、たまたま私達ZORAも、優さんも新宿に居合わせ、その日のうちに会うことができました。久しぶりに会う優さんは、役者、通訳は勿論のこと、今後は演出も手がけるということで頼もしいかぎりです。
山上優

そして長年続けていたスポーツクラブにも、9ヶ月ぶりに復帰し汗を流しています。懐かしいインストラクターの方、格闘技好き、エアロビクス好きの方の笑顔に触れ、心あたたまります。冷えたからだも序々にあたたまり、お風呂に入るとなんともいえない爽快感があります。銭湯も好きで東京都銭湯マップを一時は常備携帯し、稽古の合間を縫っては暖簾をくぐっていました。冬が来る前に、心もからだも温め、この公演に向けてエンジンをかけていこうと思います!


(13:41)

2009年10月11日

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モノクロームの10月

台風一過、深く澄む秋空。
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すっかり風が冷たくなりました。めずらしく体に不具合が生じ、何年かぶりにお医者へ行きました。「ヨシムラさんも人間だったのね」とサカモト。そうよ、わたし人間だったのよ。でも、体のことを考えるいい機会かもしれません。妙齢はとっくに過ぎているのですもの。

そして今日も12月ZORA公演『椅子』のお稽古、膨大な台詞と格闘しながらイヨネスコの孤独や知性、そしてあたたかさ、おかしさを日々発見しています。
今回も前回に続き、ゲストの紹介です。

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笹野鈴々音さん、舞台、映像などで幅広く活動されている女優さんです。以前彼女の出ている舞台を見に行ったとき、その圧倒的な存在感に驚きました。それは彼女の持つ特権的肉体のせいだけでなく、そこに居るという意志と冷めた眼差し、全身から強い力を放っていて目が離せませんでした。笹野さんがZORAと出会い、どんな表情を見せてくれるのか、とてもとても楽しみです。

笹野さんは今月末からこちらの舞台に出演されます。
こちらもぜひ。

(11:42)

2009年10月02日

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月と哲学 月     
    
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撮影/ Keishi Wada

10月になりました。朝、目覚めるとひんやりしています。人通りのない道を歩きながら、木々のはざ間からこぼれてくる陽光を浴び、気持ちが透きとおっていくのを感じます。やっぱり朝はいいなと思います。前の日に落ち込んだことがあっても、どうにか立て直してやる!という気持ちがむくむくと沸いてきます。稽古で身動きがとれなくなる前に、握り飯をリュックに詰め、ハイキングにでも行きたい気分ですが、既にがんじがらめの日々が始まりつつあります。今年のZORA12月公演の準備が、昨年より少し遅れ気味なので、二人とも、これから猛ダッシュしていかねばなりません。詳細は、毎週、追ってお知らせさせていただきます「椅子」 作:イヨネスコ、演出:扇田拓也、公演は12月25日と26日です。昼、夜の4回。昨年同様、神楽坂のシアターイワトです。今週は、客演していただくアーチストのひとり、萩原富士夫さんをご紹介します。

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萩原富士夫
ダンサー。意志の発動と行為の端緒の連関を探るスピノザ主義者。即興を武器とし様々なフィールドで格闘する。『黒沢美香/偶然の果実』に参加。ソロ作品『水と羽』『男の教室/肉の単位』『辺境』など。


萩原さんとは、かもねぎショット公演で、以前、共演させていただきました。「ダブルス」という作品で、ダンス、動きの多い作品でした。伊藤多恵さんの振り付けは、とても演劇的で立体感がありスピード感があり、人を飽きさせません。そして相手役の萩原さんには、随分と助けられました。私のダンス好き、ダンサー好きなのも、まずからだありきというのが、大前提であるからです。役者だってそうだとは思うのですが、どうもからだは取り残されて口だけの芝居になりつつある私を、戒めてくれていた気がしています。普段は明るく、おちゃめ。でもこの方の哲学的な繊細な内面から創造されるアートに触れたなら、きっと気持ちのいいひんやり感を味わうことでしょう。

今日は中秋の名月、夜空に月が煌煌と輝いています。キラキラ遠く果てまで。どんなものが創造されていくのか?ZORAは、これからもいいアーチストとともに作品を創造していきます。こうご期待!!

(08:05)