2009年08月
2009年08月30日
坂本 ★ 吉村 次回公演のご案内です!かもねぎショット公演
『嘘と迂濶と物語』
作・演出 高見亮子

2009年9月11日(金)-13日(日)
ザ・スズナリ(下北沢)
『嘘と迂濶と物語』
作・演出 高見亮子

2009年9月11日(金)-13日(日)
ザ・スズナリ(下北沢)
詳細はこちらをクリック →かもねぎショットHP 公演迫ル!!
只今猛烈稽古中!!
公演まで2週間を切り、焦る気持ちと闘いながらも、和気あいあい、笑いの絶えない稽古場です。われわれ二人が一緒に外部に出演するという経験も初めてなのですが、ZORAでは見つけられなかったお互いの新たな一面を発見して、内心ニヤニヤ。
大人が寄ってたかってバカバカしいほど真剣に、物語と奮闘しております。いったいどこへ辿り着くのか??それはわれわれにもまだわかりません。藪の中を分け入り、霧の中を突き進み、一緒に物語の結末を探しに行きましょう!!
劇場でお待ちしております。ぜひお越し下さい!
(23:23)
2009年08月23日
ようやく夏らしい太陽が顔を出し、
向日葵が気持ちよさそうに揺れています。
かもねぎショット公演の稽古がほぼ連日となり、仕事との両立でいっぱいいっぱいの中、観劇のお誘いをいただき、貴重な休みを返上するか悩みましたが、なにかよい出会いがある予感がして、行ってまいりました。
結城座創立375周年記念公演
『乱歩・白昼夢』

結城座は江戸時代から続く、伝統的な糸あやつり人形の劇団ですが、古典作品だけでなく、前衛ともいえる現代作品も次々と精力的に発表されています。現在の座長である十二代目結城孫三郎さんと、以前舞台でご一緒させていただいたご縁で、何度か舞台を拝見しましたが、いつも新鮮な驚きがあります。
今回は、野田秀樹氏が東京芸術劇場の芸術監督に就任した記念公演でもあり、会場は華やか、そして、江戸川乱歩とくれば、わくわくしないわけにはゆきません。乱歩の作品「芋虫」「人でなしの恋」「屋根裏の散歩者」(←なんと秀逸なタイトルたちでしょう!)を軸に、大正時代の風俗や事件も織り交ぜながら、人形と人間、宇野亜喜良の描く「うつし絵」がまさに白昼夢のごとく、幻惑的な世界を浮き上がらせていきます。
八百屋お七の人形を操る孫三郎さんが素晴らしく、「人でなしの恋」での人形に恋をしてしまう男とも重なり、また素に戻った孫三郎さんが人形に語りかけるシーンはおかしくも切なく、表現の多彩さ、深さにすっかり魅了されました。そして、江戸時代のおおらかさ、大正時代の妖しさにも思いを馳せ、あまりせかせかと生きていては、良い作品が生み出せないのではないか、と我が身を省みました。観に行って良かったと思える作品との出会いは幸せ。そしてそのような舞台を作っていかなくては。観劇の後の夜風は秋の気配です。
江戸糸あやつり人形 結城座
向日葵が気持ちよさそうに揺れています。
かもねぎショット公演の稽古がほぼ連日となり、仕事との両立でいっぱいいっぱいの中、観劇のお誘いをいただき、貴重な休みを返上するか悩みましたが、なにかよい出会いがある予感がして、行ってまいりました。
結城座創立375周年記念公演
『乱歩・白昼夢』

結城座は江戸時代から続く、伝統的な糸あやつり人形の劇団ですが、古典作品だけでなく、前衛ともいえる現代作品も次々と精力的に発表されています。現在の座長である十二代目結城孫三郎さんと、以前舞台でご一緒させていただいたご縁で、何度か舞台を拝見しましたが、いつも新鮮な驚きがあります。
今回は、野田秀樹氏が東京芸術劇場の芸術監督に就任した記念公演でもあり、会場は華やか、そして、江戸川乱歩とくれば、わくわくしないわけにはゆきません。乱歩の作品「芋虫」「人でなしの恋」「屋根裏の散歩者」(←なんと秀逸なタイトルたちでしょう!)を軸に、大正時代の風俗や事件も織り交ぜながら、人形と人間、宇野亜喜良の描く「うつし絵」がまさに白昼夢のごとく、幻惑的な世界を浮き上がらせていきます。
八百屋お七の人形を操る孫三郎さんが素晴らしく、「人でなしの恋」での人形に恋をしてしまう男とも重なり、また素に戻った孫三郎さんが人形に語りかけるシーンはおかしくも切なく、表現の多彩さ、深さにすっかり魅了されました。そして、江戸時代のおおらかさ、大正時代の妖しさにも思いを馳せ、あまりせかせかと生きていては、良い作品が生み出せないのではないか、と我が身を省みました。観に行って良かったと思える作品との出会いは幸せ。そしてそのような舞台を作っていかなくては。観劇の後の夜風は秋の気配です。
江戸糸あやつり人形 結城座
(11:37)
2009年08月15日
詩を生む身体

スポーツクラブに通っていた昨年までは、行けば必ずストレッチをしていたので全身くまなくほぐれ感があり、最後はサウナで汗を流しすっきり爽やかだったのですが、今年になってある箇所ばかりを使いすぎたせいか、最近少々痛みが走るようになり、悔しくて仕方ありません。この暑いのに湿布をしても、湿布はどろどろ状態。それは腰と右腕です。特に右腕の痛みに関しては、はじめてのことで自分でも吃驚しています。今年前半、からだのメンテナンスを怠った代償が、まさにきています。本当に人間のからだは正直です。思い立って、近くのスポーツクラブに出向き、一日ゆっくりとからだをほぐしました。~そして付着した贅肉をみつめ、まさに目が開かれました。 ああ、舞台にたつ肉体ではないな。
歳を重ねると、やせれば顔の肉が落ち貧相にみえ、太ればそれなりに醜くなり、頃合いというのが難しいですね。
役作りも身体が了解すれば、何はともあれ素直に入っていけますが、いつまでも受け入れる日が遠のくと、戯曲のことばは逃げる一方です。以前ある舞台で共演させていただいた役者さんが、公演終了後に1冊の演劇書を私にプレゼントしてくださいました。ジャック・ルコック「詩を生む身体」。久しぶりに手に取り、下段↓の言葉が身に沁みました。今回はこのへんで。からだのメンテナンスを重視し、稽古に励みます。皆さん、9月のかもねぎショット公演、よかったらどうぞいらしてくださいね。
すべては動く
すべては進化し、発展する。
すべては波紋を広げ、反射しあう。
一点からつぎの点へと、一直線にではなく。
一つの港からつぎの港へ、旅。
すべては動く、わたしだって!
幸福や不幸、つまずきさえも。
たゆたい、ゆれ、まどう点が見えてくる、
収斂点、
固定点の誘惑、
あらゆる情念の静謐の中に。
支点と到達点、
始まりも終わりもない中に。
それと名指し、
生きたものにし、
信をあたえる
何が動くかをより理解し、
動きをもっと分かるために。

スポーツクラブに通っていた昨年までは、行けば必ずストレッチをしていたので全身くまなくほぐれ感があり、最後はサウナで汗を流しすっきり爽やかだったのですが、今年になってある箇所ばかりを使いすぎたせいか、最近少々痛みが走るようになり、悔しくて仕方ありません。この暑いのに湿布をしても、湿布はどろどろ状態。それは腰と右腕です。特に右腕の痛みに関しては、はじめてのことで自分でも吃驚しています。今年前半、からだのメンテナンスを怠った代償が、まさにきています。本当に人間のからだは正直です。思い立って、近くのスポーツクラブに出向き、一日ゆっくりとからだをほぐしました。~そして付着した贅肉をみつめ、まさに目が開かれました。 ああ、舞台にたつ肉体ではないな。

歳を重ねると、やせれば顔の肉が落ち貧相にみえ、太ればそれなりに醜くなり、頃合いというのが難しいですね。
役作りも身体が了解すれば、何はともあれ素直に入っていけますが、いつまでも受け入れる日が遠のくと、戯曲のことばは逃げる一方です。以前ある舞台で共演させていただいた役者さんが、公演終了後に1冊の演劇書を私にプレゼントしてくださいました。ジャック・ルコック「詩を生む身体」。久しぶりに手に取り、下段↓の言葉が身に沁みました。今回はこのへんで。からだのメンテナンスを重視し、稽古に励みます。皆さん、9月のかもねぎショット公演、よかったらどうぞいらしてくださいね。

すべては動く
すべては進化し、発展する。
すべては波紋を広げ、反射しあう。
一点からつぎの点へと、一直線にではなく。
一つの港からつぎの港へ、旅。
すべては動く、わたしだって!
幸福や不幸、つまずきさえも。
たゆたい、ゆれ、まどう点が見えてくる、
収斂点、
固定点の誘惑、
あらゆる情念の静謐の中に。
支点と到達点、
始まりも終わりもない中に。
それと名指し、
生きたものにし、
信をあたえる
何が動くかをより理解し、
動きをもっと分かるために。
(02:56)
2009年08月09日
1969年のロケット

先週、宇宙でのミッションを終えた若田光一さんが会見をしていた。40年前、若田少年はアポロ11号が月面に着陸する映像をテレビで見ていた。それが宇宙への憧れの始まりだったという。同じ頃、我が家の買ったばかりのカラーテレビで、私も同じ映像を見ていた。宇宙服を来た人が、月面をふわふわと歩いている。それは紛れもない「未来」を提示していた。アカルイミライ。広大で果てしない宇宙の中で、星々はあまりにも小さく、さらに小さな人間。人間とは何と頼りない存在なのだろうと感じ、これからずっと生きてゆくのは大変なことのように思えた。両親と私たち姉妹を乗せた小さな舟が宇宙の彼方に浮かんで消えた。
若田光一 宇宙ブログ
40年経って…
会見の当日は若田さんの誕生日とのこと。「あ、私と同じ!」と思っていたら、なんと生年月日が同じとわかり、びっくり。そして何だか嬉しくなった。「同じ日に生まれて、かたや宇宙飛行士かぁ、それに比べて…」とぼそぼそ呟いていたら、横で一緒にテレビを見ていた甥が、「うーん」と言ってちょっと考えた後「でもさ、未知の領域に挑戦しているという点で、共通してるよね」と、やはりぼそぼそと言った。持つべき者は…である。この甥はどんな未来を生きてゆくのだろうか。
明るいニュースから一変、今週はのりピー一色である。宇宙の誘惑に魅せられる人もいれば、覚醒剤の誘惑に負けてしまう人もいる。私は寝る前のアイスの誘惑に負けている。

先週、宇宙でのミッションを終えた若田光一さんが会見をしていた。40年前、若田少年はアポロ11号が月面に着陸する映像をテレビで見ていた。それが宇宙への憧れの始まりだったという。同じ頃、我が家の買ったばかりのカラーテレビで、私も同じ映像を見ていた。宇宙服を来た人が、月面をふわふわと歩いている。それは紛れもない「未来」を提示していた。アカルイミライ。広大で果てしない宇宙の中で、星々はあまりにも小さく、さらに小さな人間。人間とは何と頼りない存在なのだろうと感じ、これからずっと生きてゆくのは大変なことのように思えた。両親と私たち姉妹を乗せた小さな舟が宇宙の彼方に浮かんで消えた。
若田光一 宇宙ブログ
40年経って…
会見の当日は若田さんの誕生日とのこと。「あ、私と同じ!」と思っていたら、なんと生年月日が同じとわかり、びっくり。そして何だか嬉しくなった。「同じ日に生まれて、かたや宇宙飛行士かぁ、それに比べて…」とぼそぼそ呟いていたら、横で一緒にテレビを見ていた甥が、「うーん」と言ってちょっと考えた後「でもさ、未知の領域に挑戦しているという点で、共通してるよね」と、やはりぼそぼそと言った。持つべき者は…である。この甥はどんな未来を生きてゆくのだろうか。
明るいニュースから一変、今週はのりピー一色である。宇宙の誘惑に魅せられる人もいれば、覚醒剤の誘惑に負けてしまう人もいる。私は寝る前のアイスの誘惑に負けている。
(21:50)
2009年08月01日
暑中お見舞い申し上げます

8月になりました。セミが鳴いたり鳴かなかったり~夏だ!と思ってようやく土のなかから這い出したかと思うと、ピーカンにはほど遠く、涼しげな空気にセミ君たちも拍子抜け?ひまわりの花も、焼けつくゴールドな輝きが背景にないと、なんとも寂しげです。
すっかり田舎にとどまり半年が経ちました。この町ではブルーベリーを栽培しているお宅が多く、帰路歩いていると~ご自由に摘んでいってください~との看板。たまに摘ませていただき、朝、ヨーグルトに入れ食べます。そんな楽しみもみつけました。この町に来たとき、あんなに冷や汗ばかりかいていた日々が、今では嘘のようです。芝居のほかに活動していることがあり、その新しい体験に柔軟に対処できず、正直ずっと苦しかったのです。理想と現実が、なかなかかみ合ってくれない。でもやっと本来目的としていたことが、すこしずつですが形となって、私を楽にしてくれます。
そして7月最終日の夜に日本橋で宴会。日本橋には老舗の店が多く、この日の2件目は英国の伝統的パブの流れをくむ店で、ハイボール(ウィスキーのソーダ割)を三杯飲みました。男二人、女二人。時を経てお世話になった方もいいお友達、そしてみな素朴で大好きです。タイ料理屋に行くと、メコンウィスキーのソーダ割を飲みます。夏、このウィスキーのソーダ割が、とてもさっぱりとしていて美味です。お酒は本当に奥が深いし、食事によってお酒を選ぶことが私の楽しみでもあります。

知らない世界に飛び込むことはリスクも大きいけれど、これまでにない価値観を与えてくれます。あたりまえだけど、世の中にはいろいろな人間がいて、さまざまな価値観で人は生きています。ひとりひとりの頑固さは、ちょっとやそっとのことでは変わりません。それはその世界で必死に生きてきた証のようなものですからね。でも自分の生きてきた世界だけの話ではなく、もうひとつ視野を広げることは可能です。ウィスキーのソーダ割を飲むと、芳醇なウィスキーの味を炭酸が八方へ散りばめてくれる広がりがあります。この炭酸の力、偉大ですね。
ZORAは二人とも、8月生まれの獅子座。獅子のごとく、かもねぎショットの稽古に突進していきます。ご案内は、まもなく到着すると思います。どうぞご都合がつきましたら、是非いらしてくださいね。

8月になりました。セミが鳴いたり鳴かなかったり~夏だ!と思ってようやく土のなかから這い出したかと思うと、ピーカンにはほど遠く、涼しげな空気にセミ君たちも拍子抜け?ひまわりの花も、焼けつくゴールドな輝きが背景にないと、なんとも寂しげです。
すっかり田舎にとどまり半年が経ちました。この町ではブルーベリーを栽培しているお宅が多く、帰路歩いていると~ご自由に摘んでいってください~との看板。たまに摘ませていただき、朝、ヨーグルトに入れ食べます。そんな楽しみもみつけました。この町に来たとき、あんなに冷や汗ばかりかいていた日々が、今では嘘のようです。芝居のほかに活動していることがあり、その新しい体験に柔軟に対処できず、正直ずっと苦しかったのです。理想と現実が、なかなかかみ合ってくれない。でもやっと本来目的としていたことが、すこしずつですが形となって、私を楽にしてくれます。
そして7月最終日の夜に日本橋で宴会。日本橋には老舗の店が多く、この日の2件目は英国の伝統的パブの流れをくむ店で、ハイボール(ウィスキーのソーダ割)を三杯飲みました。男二人、女二人。時を経てお世話になった方もいいお友達、そしてみな素朴で大好きです。タイ料理屋に行くと、メコンウィスキーのソーダ割を飲みます。夏、このウィスキーのソーダ割が、とてもさっぱりとしていて美味です。お酒は本当に奥が深いし、食事によってお酒を選ぶことが私の楽しみでもあります。

知らない世界に飛び込むことはリスクも大きいけれど、これまでにない価値観を与えてくれます。あたりまえだけど、世の中にはいろいろな人間がいて、さまざまな価値観で人は生きています。ひとりひとりの頑固さは、ちょっとやそっとのことでは変わりません。それはその世界で必死に生きてきた証のようなものですからね。でも自分の生きてきた世界だけの話ではなく、もうひとつ視野を広げることは可能です。ウィスキーのソーダ割を飲むと、芳醇なウィスキーの味を炭酸が八方へ散りばめてくれる広がりがあります。この炭酸の力、偉大ですね。
ZORAは二人とも、8月生まれの獅子座。獅子のごとく、かもねぎショットの稽古に突進していきます。ご案内は、まもなく到着すると思います。どうぞご都合がつきましたら、是非いらしてくださいね。
(22:59)