2009年07月
2009年07月26日
ふたりからのお知らせです!2009年9月11日~13日
かもねぎショット公演『嘘と迂濶と物語』
下北沢 ザ・スズナリにて
に出演します!
かもねぎショット公演『嘘と迂濶と物語』
下北沢 ザ・スズナリにて
に出演します!

坂本・栗栖千尋・大草理乙子・高見亮子(作・演出)
吉村・井草加代
この6名に黒一点の村島智之、ダンサーの松原佐紀子
が加わります。
詳細はこちらをご覧下さい→→「かもねぎショット」HP
日食。豪雨のあとの猛暑。
自然の驚異に体をふらつかせながら稽古場へ向かう。
今年初めて舞台、その稽古の初日に、ZORAふたり揃って!
10年程前、サカモトがかもねぎショットに客演をしていてそれを観に行きました。不思議な芝居でした。サカモトはいきいきとしていて、この人にこんなに笑える一面があったのか、と驚いたおぼえがあります。それからかもねぎを見はじめ、不思議な世界に徐々に魅了され、「こんな芝居に出たい!」と思いはじめ・・・私の方は2005年から数回出させていていただいています。
わたしたちにとって縁の深いかもねぎですが、ふたり一緒に、というのは初めてのことです。稽古初日の今日は作品の「さわり」の部分を読みましたが、それぞれの方の声を聞きながら、軽妙で意味ありげな台詞が新鮮に響き、味わいのある大人のいいお芝居になる予感がしました。わたしたちも役を与えられ引き出され、ZORAとは違った一面をお見せできるのではないかと思っています。
稽古が終わって外に出ると、まだ肌が焦げるような日射し。今年の夏は暑くなりそうです。わたしたち、9月の公演に向けてスタートを切りました
(21:17)
2009年07月19日
プラネタリウムコンサート
電車の中、急に目の前に座っている女性に「サカモトヨシエさんですよね?」と話しかけられ、「ええ、そうですが・・・。」と返事をしましたが、その方がどなたか思いだせません。「【母さんカレーが食べたい】で、共演させていただきました子役だった永田の母です。」と告げられ、長い空白の年月の糸がするすると紐解かれ、クラクラしてしまいました。芝居は東京大空襲のお話しで、私は始めての母親役、その子役の方と親子で出演していました。あれから16年。目的地の駅に着くまで、近況を語りあい、連絡先を交換し下車しました。

目的は、プラネタリウムコンサート。足を踏み入れると、天高く視野が広がり、脳の容量が、俄然広がりだしました。足を投げ出し、満天の星に包まれ音楽を聴いていると、日常忘れていた感覚がどんどん抽出されてきます。それはとっても明るい光で、未来に向けての恐れを拒否するようなエネルギーです。映写機の魔法で、横浜港を一望し海上を漂っています。からだは動いていないはずなのに遠近感がある。意識にのぼるのは、回っている。回っている。空間が一直線ではなく、回っているかんじがする。地球が球形だと感じさせてくれます。普段はそんなこと忘れてますしね。星空を見つめていると、ZORA12月公演の舞台空間のイメージが湧いてきて、これだ!と思いました。そしてなぜか電車の中からのクラクラ感は残ったまま。
平原綾香:ジュピター
先週は疲れすぎて、14時間爆睡という日がありました。その間、一度も眼を覚ましませんでした。人ってこんなに眠れるんだ~としみじみしながら気分はクラクラ。けれどこの感覚がなんとも新鮮。一日って24時間だっけ?体内時計を狂わせてはいけないけれど、この最近身の回りで起こることへの、さまざまなめまい感に翻弄されています。その正体はいったい何なのでしょう?久しぶりの休日。からだを休め、風に吹かれます。
ああ、まとまりのない文章になってしまいました。どこかでいつもまとめなければという思いがありすぎるのかもとも思いつつ・・・。梅雨も明け、真っ盛りの夏へ突入ですね。スイカととうもろこしが美味しい。皆さんも体調に気をつけてくださいね!

電車の中、急に目の前に座っている女性に「サカモトヨシエさんですよね?」と話しかけられ、「ええ、そうですが・・・。」と返事をしましたが、その方がどなたか思いだせません。「【母さんカレーが食べたい】で、共演させていただきました子役だった永田の母です。」と告げられ、長い空白の年月の糸がするすると紐解かれ、クラクラしてしまいました。芝居は東京大空襲のお話しで、私は始めての母親役、その子役の方と親子で出演していました。あれから16年。目的地の駅に着くまで、近況を語りあい、連絡先を交換し下車しました。

目的は、プラネタリウムコンサート。足を踏み入れると、天高く視野が広がり、脳の容量が、俄然広がりだしました。足を投げ出し、満天の星に包まれ音楽を聴いていると、日常忘れていた感覚がどんどん抽出されてきます。それはとっても明るい光で、未来に向けての恐れを拒否するようなエネルギーです。映写機の魔法で、横浜港を一望し海上を漂っています。からだは動いていないはずなのに遠近感がある。意識にのぼるのは、回っている。回っている。空間が一直線ではなく、回っているかんじがする。地球が球形だと感じさせてくれます。普段はそんなこと忘れてますしね。星空を見つめていると、ZORA12月公演の舞台空間のイメージが湧いてきて、これだ!と思いました。そしてなぜか電車の中からのクラクラ感は残ったまま。
平原綾香:ジュピター
先週は疲れすぎて、14時間爆睡という日がありました。その間、一度も眼を覚ましませんでした。人ってこんなに眠れるんだ~としみじみしながら気分はクラクラ。けれどこの感覚がなんとも新鮮。一日って24時間だっけ?体内時計を狂わせてはいけないけれど、この最近身の回りで起こることへの、さまざまなめまい感に翻弄されています。その正体はいったい何なのでしょう?久しぶりの休日。からだを休め、風に吹かれます。
ああ、まとまりのない文章になってしまいました。どこかでいつもまとめなければという思いがありすぎるのかもとも思いつつ・・・。梅雨も明け、真っ盛りの夏へ突入ですね。スイカととうもろこしが美味しい。皆さんも体調に気をつけてくださいね!
(23:17)
2009年07月12日
ソラ、ゾラ。
降っていた雨が上がって湿り気を帯びた街並み
雲の隙間から差す光の先をたどれば、アカネゾラ。

私たちで始めた演劇にZORAという名前をつけてからそろそろ9年。その間に7回の公演を行い、今8回目の公演に向けて準備をしています。ふたりでやることですから限界もあり、かといって身の丈に合ったことばかりしていては成長がありません。馴れ合わず、競い、かつ協力し、そして進んでいく。というのが理想です。先日久しぶりにケンカをしました。どんどん怒りがこみあげて、泣きながら怒鳴り散らしました。次の日の朝は自己嫌悪の中で目覚め、いちにち気分が重かった。でも次の次の朝には平静が戻り、なんだか自制できない感情というものがおもしろく感じられ、ふだんはしまってあることが、なにかの衝撃で外に出てしまうのかもしれないなーと思いました。「いきり立ったけど、それで見えてくるものあり」とのメール来たり。自分も含めにんげんとは扱いづらいもの。すったもんだしながらきっとこれからもやっていくのでしょう。
肩の力をぬいて。
7月になってくだんのワークショップを自ら体験するべく、パントマイム、バレエ等のお稽古に通っています。ままならぬ体に苛立ちながらも、少しずつサビが落ちていくのがわかり、心地よい汗を流しています。それにしても、どの講師にも指摘されるのが「肩に力が入っている」ということ。ふだんでも舞台でもここぞというときに力が入ってガチガチになってしまうことがそういえばよくあります。「背筋をピンと伸ばして肩の力をぬいて颯爽と歩いていく」←これを夏が終わるまでの目標に決めました。
降っていた雨が上がって湿り気を帯びた街並み
雲の隙間から差す光の先をたどれば、アカネゾラ。

私たちで始めた演劇にZORAという名前をつけてからそろそろ9年。その間に7回の公演を行い、今8回目の公演に向けて準備をしています。ふたりでやることですから限界もあり、かといって身の丈に合ったことばかりしていては成長がありません。馴れ合わず、競い、かつ協力し、そして進んでいく。というのが理想です。先日久しぶりにケンカをしました。どんどん怒りがこみあげて、泣きながら怒鳴り散らしました。次の日の朝は自己嫌悪の中で目覚め、いちにち気分が重かった。でも次の次の朝には平静が戻り、なんだか自制できない感情というものがおもしろく感じられ、ふだんはしまってあることが、なにかの衝撃で外に出てしまうのかもしれないなーと思いました。「いきり立ったけど、それで見えてくるものあり」とのメール来たり。自分も含めにんげんとは扱いづらいもの。すったもんだしながらきっとこれからもやっていくのでしょう。
肩の力をぬいて。
7月になってくだんのワークショップを自ら体験するべく、パントマイム、バレエ等のお稽古に通っています。ままならぬ体に苛立ちながらも、少しずつサビが落ちていくのがわかり、心地よい汗を流しています。それにしても、どの講師にも指摘されるのが「肩に力が入っている」ということ。ふだんでも舞台でもここぞというときに力が入ってガチガチになってしまうことがそういえばよくあります。「背筋をピンと伸ばして肩の力をぬいて颯爽と歩いていく」←これを夏が終わるまでの目標に決めました。
(20:03)
2009年07月03日
狂ったキッス

一日のうちに昼はいい舞台に出会い心うれしく思っていると、夜になれば急に憂鬱になり、梅雨空の灰色の天候のせいもあって、落ちつきのない自分をコントロールすることに精一杯です。子供の頃は、大人になればもっとうまく生きられるようになるのだと過信していたけれど、なかなかそんなわけにはいきません。でも今年になって勉強していた資格も修得し、最終日には一緒に学んだ新しい友達との宴会にも花が咲き、暦は7月になりました。グッと熱いお風呂にでも入り、新たな気持ちで出なおしたい気分です。
うだうだ病を併発しながらも、久しぶりに胸がつまる芝居に出会いました。東池袋、〈あうるすぽっと〉で上演された、第1回日韓演劇フェスティバル「狂ったキッス~接触への熱望」。チョ・ガンファ作 翻訳:木村典子 演出:鐘下辰男。この芝居の概要が下記のように説明されていましたが、簡潔にうまくまとめられていると思います。
↓
【五人の男女の愛情模様を通し、愛を希求しながらも自己破壊へと悲観的な最後に向かう五人の姿。現代人の愛を描き、都市の孤独と空虚感の中に生きる人々の愛と情熱の有り様を描いた作品。】
その中でも、私は兄と妹を演じた二人の関係性がビビッドに伝わってきました。兄は何にも情熱を傾けられない妹に、なんでもいいからおまえの情熱を傾けられるものを見せてくれといいます。やがて妹は、日本人観光客相手に売春をはじめ金銭感覚も狂っていきます。兄が妹を思う気持ちは、父の娘への思いとも類似しているようで、とても切ない。時代を超えてそのような関係性の作品がこれまでもあったとは思うのですが、やはり現代の時代背景がこの作品を肌身に感じさせてくれます。この日は作家のチョ・ガンファさんのトークも聞くことができ、書いていた当初は苦しかったけれど、自分が40代になってこの作品をまた違った観点でみつめなおすことができるし、日本で上演したかったと語っていました。
出演:宇井晴雄・小高仁・前田一世・秦由香里・とみやまあゆみ・中井奈々子・宮山知衣
第1回日韓演劇フェスティバル
今、生きているこの時、皮一枚はがせば薄っぺらな関係性が露出するシーンに、私自身も出会います。だからこそ信頼できる関係、心やすらぐ話し相手を欲する。誰かと話すことによって少しは楽になるかもしれないけれど、その状況を打破しようとすれば、やはり自分でもがくしかない。大人になる負のメリットは、皮が厚くなり何も感じなくなること。私も古い皮を脱ぎ捨てたい。やっぱり今日は熱めのお風呂。とにもかくにも観にいってよかった!そう感じるときは、とてもしあわせですね。

一日のうちに昼はいい舞台に出会い心うれしく思っていると、夜になれば急に憂鬱になり、梅雨空の灰色の天候のせいもあって、落ちつきのない自分をコントロールすることに精一杯です。子供の頃は、大人になればもっとうまく生きられるようになるのだと過信していたけれど、なかなかそんなわけにはいきません。でも今年になって勉強していた資格も修得し、最終日には一緒に学んだ新しい友達との宴会にも花が咲き、暦は7月になりました。グッと熱いお風呂にでも入り、新たな気持ちで出なおしたい気分です。
うだうだ病を併発しながらも、久しぶりに胸がつまる芝居に出会いました。東池袋、〈あうるすぽっと〉で上演された、第1回日韓演劇フェスティバル「狂ったキッス~接触への熱望」。チョ・ガンファ作 翻訳:木村典子 演出:鐘下辰男。この芝居の概要が下記のように説明されていましたが、簡潔にうまくまとめられていると思います。
↓
【五人の男女の愛情模様を通し、愛を希求しながらも自己破壊へと悲観的な最後に向かう五人の姿。現代人の愛を描き、都市の孤独と空虚感の中に生きる人々の愛と情熱の有り様を描いた作品。】
その中でも、私は兄と妹を演じた二人の関係性がビビッドに伝わってきました。兄は何にも情熱を傾けられない妹に、なんでもいいからおまえの情熱を傾けられるものを見せてくれといいます。やがて妹は、日本人観光客相手に売春をはじめ金銭感覚も狂っていきます。兄が妹を思う気持ちは、父の娘への思いとも類似しているようで、とても切ない。時代を超えてそのような関係性の作品がこれまでもあったとは思うのですが、やはり現代の時代背景がこの作品を肌身に感じさせてくれます。この日は作家のチョ・ガンファさんのトークも聞くことができ、書いていた当初は苦しかったけれど、自分が40代になってこの作品をまた違った観点でみつめなおすことができるし、日本で上演したかったと語っていました。
出演:宇井晴雄・小高仁・前田一世・秦由香里・とみやまあゆみ・中井奈々子・宮山知衣
第1回日韓演劇フェスティバル
今、生きているこの時、皮一枚はがせば薄っぺらな関係性が露出するシーンに、私自身も出会います。だからこそ信頼できる関係、心やすらぐ話し相手を欲する。誰かと話すことによって少しは楽になるかもしれないけれど、その状況を打破しようとすれば、やはり自分でもがくしかない。大人になる負のメリットは、皮が厚くなり何も感じなくなること。私も古い皮を脱ぎ捨てたい。やっぱり今日は熱めのお風呂。とにもかくにも観にいってよかった!そう感じるときは、とてもしあわせですね。
(20:50)